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先月テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」で、北山田の矢園・平川地区等の守り神である、祇園社(写真①)の大黒様(写真②)が放送された。

 

日によって大黒様の向きが変わるということでテレビ取材に来たようだ。参拝者が、大黒様の向きを家の方向にむけると福が来るといわれ、見事珍百景に選ばれた。全国放送ということで、今後祇園社に参拝する人も多くなるのではないかと思う。


ところで、この祇園社は江戸時代中期八代将軍徳川吉宗の頃、今井の八坂神社か分祀創建され、現在の北山田中学校南側登校路の中断付近に建てられ、疫病除けと五穀豊穣を祈念したという由来がある。しかし中学校用地の造成のため、八坂神社は一時瀧神社に合祀され、現在の位置に変更された。

 

尚、瀧神社境内にある瀧神社合祀記念碑には次のようにある。《八坂神社ハ 新制中學校敷地拡張ノ為 昭和二十三年三月三十一日瀧神社ヘ合祀ス 昭和二十四年吉祥》とあり、現在八坂神社の神は瀧神社にある。


祇園社には加藤組、名倉組の神様と御本尊が祀られている。又、この祇園社の境内には数多くの神様が鎮座され、祇園社を始め、生目八幡(写真③)、稲荷社(写真④)、御大師様(写真⑤)、道祖神(写真⑥)ともう一体があり、6社が集まっており、これまた珍しいとのこと。

 

とくに稲荷様は平川の大災の後、地区民が境内に稲荷様を祭り、火災予防とした。又、御大師様の隣に菊の紋章がある祠があるが、どんな社かは不明であるという。

                      

                        ↓ 珍百景認定!!

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写真①: 祇園社          写真②: 大黒様(生目様)    写真③: 生目神社

 

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写真④: 稲荷社          写真⑤: 御大師様        写真⑥: 道祖神

                           (左の祠は不明。)

 
(吉永 末治さん 投稿)