電話&FAX 0973-73-8734

*おしらせ*

北山田駅「さくらまつり」ライトアップ中!

北山田駅「さくらまつり」4月上旬までライトアップを行っています!ぜひ夜桜をお楽しみください♪

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北山田自治会館まつりを開催しました♪

3月16日(土)に北山田自治会館まつりを開催しました。お天気にも恵まれ、多くの方々にご来場いただきありがとうございました!

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只今のお客様

ゲスト 18人 と メンバー0人 がオンラインです

大分県玖珠町「北山田地区」は、玖珠町の西部に位置し、玖珠町の西の玄関口として、福岡方面から訪問する人が最初に通過する場所で、農林業を主体とする、山村の小さな地域です。

主な観光スポットとして、春にはホームの桜が綺麗な「北山田駅」をはじめ、「三日月の滝」「瀧神社」「大野原のきじ車」「鏡山の風車群慈恩の滝」等があり、観光客の目を楽しませています。

 

玖珠町は平成18年4月1日から、地区「公民館」の行政上の呼び名を「自治会館」と改め、指定管理者制度を導入し、地域住民自ら管理・運営できるようにしました。これに伴い、平成18年8月に「北山田地区コミュニティ運営協議会」が発足。地域活動の推進を図るとともに、活動拠点として、玖珠町からの受託により「北山田自治会館」の管理・運営をしています。

 

 北山田自治会館(愛称:みかづきホール) 

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〒879-4331 

大分県玖珠郡玖珠町大字戸畑6520番地の7 

北山田自治会館(みかづきホール)

TEL&FAX 0973ー73ー8734


 JR北山田駅前から見える三日月の滝の右手に、嵐山瀧神社がある。駅から大分寄りに100mほど行って右折し、滝のすぐ上にかかる神幸橋を渡ると、右手の森の中に滝の音だけが響き渡る霊域がある。
 

祭神は、滝津姫命・田心姫命・市杵島姫命を祀り、福岡県の宗像神社の分霊という。創建は天平宝字年間(757~764年)と伝えられる。この神社の奥には、「小松女院奥都城」という霊域がある。ここは天延3年(975年)、前の滝に入水した小松女院と11人の侍女を祀った石祠を清原正高が建立し、これを「滝宮」と言うと伝えられている。

 

現在の「小松女院奥都城」は文化15年(1818年)4月に建立されたもので、奉納された石燈籠には、日田代官(のち文政4年(1821年)からは、郡代となる)塩谷大四郎(文化14~天保6年まで在任)の銘があり、さらに周囲の玉垣は、筑後国生葉郡・山城国山科・日田・豊前国宮園・肥後国人吉など他国の人や、郡内天領地域の各人々など約70人からの寄進でできた。

 

さらに、瀧神社本殿前に見られる石燈籠も、文化15年の4月に小田村の豪農、商人などによって寄進されたものである。これから考えると、文化15年は代官塩谷大四郎が着任した次の年にあたり、塩谷氏が人心をつかむために大々的に寄進を仰ぎ、「小松女院奥都城」を建立、大祭を催したのではないかと考えられる。

 

なお、同神社には正徳5年(1715年)にも日田代官南条金左衛門が寄進した石燈籠が、拝殿の内に納められている。このように瀧神社は、江戸時代における玖珠郡天領の信仰の中心として為政者からは利用され、民衆からは敬われたものであろう。


(「玖珠川歴史散歩~玖珠郡史談会編~」より抜粋)

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